日常動作での負担「子育て(1~2歳児)」編
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子どもが止まらないから、こっちも止まれない! とくに1〜2歳児の育児は、“じっとしていない”から体もずっと休まらない! なかでも、肩・腕・背中・腰・ふくらはぎといった筋肉たちは、抱っこしたり、しゃがんだり、サッと手を差し出したり―― その結果、「腰がつらい…」「腕がパンパン…」「ふくらはぎが張ってる気がする…」といった、不調や違和感がじわじわ現れてくることも。 今回は、みどり堂整骨院の視点とAI解析をもとに、1〜2歳児の育児でとくに負担がかかりやすい筋肉TOP10をランキング形式でご紹介します! 「ただの疲れ」で済ませずに、体からのサインに目を向けてみませんか? |
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※このランキングは、みどり堂整骨院が独自に収集・分析したデータをもとに、AI解析によって導き出したものです。 育児スタイルや体格、道具の使用状況などにより、筋肉への負担は個人差があります。 あくまでセルフケアや体の気づきの参考としてご覧ください。無理のない範囲でケアを行い、不調が続く場合は専門家へご相談を。 |
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STEP-1 : 四つん這いになる 両手・両ひざを床について、四つん這いの姿勢になります。 腕と太ももが床に対して垂直になるように意識しましょう。 目線は下に向けて、首や肩の力を抜きます。
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STEP-2 : 背中を丸める ゆっくりと息を吐きながら、背中を丸めていきます。 おへそをのぞき込むようにして、背骨をやさしく引き上げるイメージです。 や腰に力が入りすぎないように注意してください。
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STEP-3 : 背中を反らせる 今度は息を吸いながら、背中を反らせていきます。 お腹を少し床のほうへ下げるようにして、胸を開きましょう。 目線は前方、または少し上を見るくらいがちょうどよい位置です。
呼吸に合わせて、②と③の動きを3〜5回ほどゆっくり繰り返します。 背中や腰まわりのこわばりがやわらぎ、育児中の疲れのリセットにもつながります。
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※ 注意事項 無理をせず、ご自身のからだに合ったペースで行いましょう。 |
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STEP-1 : ひざを曲げて横向きに寝る 股関節とひざを軽く曲げて、横向きに寝ます。 リラックスできる姿勢でOKです。 下になっている腕は枕代わりにしてもよいでしょう。 このストレッチは、添い寝の時間などにベッドの上でも行いやすいのがポイントです。
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STEP-2 : 足首を持つ 上側の手(右手)で、同じ側の足首(右足首)を持ちます。 太ももの前側が伸びるような感覚を意識しましょう。 手が届きにくい場合は、無理をせずタオルなどを使ってサポートしても構いません。 |
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STEP-3 : ひざを後ろへ引く 足首を持ったまま、ひざをやさしく後方へ引いていきます。 太ももの前側(大腿四頭筋)がじんわりと伸びるのを感じながら、呼吸を止めずに自然に続けましょう。 左右それぞれ10〜15秒を目安に、ゆっくり伸ばしてみてください。
※ 注意事項 ストレッチ中に痛みや違和感を感じた場合は、無理をせず中止してくださいね。 |
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ちょこっとアドバイス 1〜2歳児の子育ては、体力勝負の日々。
● 「動く育児」には、“親のリセット時間”をちょこっとプラス 1〜2歳児の子育ては、とにかく“つかまえる・抱き上げる・追いかける”の連続。
● お昼寝タイムは“体の充電時間”に 子どもがぐっすりお昼寝してくれると、つい「今のうちに…」と、たまった家事を一気に片づけたくなりますよね。
● 無意識の“かばい動作”、体に負担が偏っているかも 子どもを片腕で抱っこし続けたり、利き手ばかりで作業したり…。
● 「なんとなくの不調」は、体からの小さなサイン 「腕がだるい」「腰が重い」「足がつりそう」…そんな“なんとなく不調”を放っておくと、
1〜2歳児との生活は、動きも増えて目が離せない毎日。 |
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🔍 ここから先は、筋肉に関するちょっと専門的(マニアック)な解説になります。 「ちょっと難しいかも…」と感じた方は、以下のリンクからメニューページへお戻りいただけます。 |
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この筋肉負担ランキングは、みどり堂整骨院が独自に収集・分析したデータをもとに、人工知能(AI)の解析技術を活用して「1〜2歳児の育児中にかかる身体への負担」を理論的に算出したものです。 歩き始めた子どもを支えたり、しゃがんだり、抱き上げたりといった、1〜2歳ならではの育児動作における筋肉の使用状況を総合的に評価しています。ただし、育児のスタイルには個人差があり、子どもの成長度合いや体格、保護者の体型・姿勢・体力、育児にかける時間、日常の動作パターン、使用する補助アイテム(抱っこひも・ベビーカー・補助イスなど)の有無によっても、実際の負担のかかり方には大きな違いが出てきます。このランキングは、あくまでご自身の体を見つめるきっかけや、セルフケアの参考としてご活用ください。 日々の感覚や体調に合わせて、無理のない範囲でケアを行うことをおすすめします。なお、掲載している順位や数値は、医学的・科学的に精密な測定に基づくものではありません。 筋肉のこり・痛み・しびれなど、不調を感じた際は我慢せず、なるべく早めに専門家へご相談ください。 |
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第1位 脊柱起立筋群(せきちゅうきりつきんぐん) ≪負担度:★★★★★≫ 子育て(1〜2歳児)での主な負担:「追いかけて、抱き上げて…フル稼働!」 1〜2歳児との毎日は、まさに体力勝負。 そんなフル稼働の育児で、最も負担がかかりやすい筋肉ランキング第1位は… この脊柱起立筋群、実は「棘筋(きょくきん)」「最長筋(さいちょうきん)」「腸肋筋(ちょうろくきん)」という3つの筋肉からできています。 立つ・歩く・しゃがむ・体をひねるなど、あらゆる動作で大活躍する筋肉ですが、1〜2歳児の育児では、とくに中腰姿勢での抱き上げや追いかけ動作の連続によって、大きな負担がかかりやすくなっています。 さらに、子どもの成長にともなって体重も増えるため、「最近、抱き上げたときに背中や腰にズシッとくる…」「前より疲れやすくなった気がする…」そんな変化を感じている方も多いかもしれません。 この筋肉が疲れて硬くなると、姿勢が崩れやすくなったり、腰のだるさや痛みにもつながりやすくなってしまいます。 育児に全力な体こそ、いたわりながら、上手に使っていきましょう! |
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第2位 大腿四頭筋(だいたいしとうきん) ≪負担度:★★★★★≫ 子育て(1〜2歳児)での主な負担:「立つたびしゃがむたび、支えています!」 第2位は…太ももの前側にどーんと広がる【大腿四頭筋(だいたいしとうきん)】! この筋肉、じつは人間の体の中でもっとも大きな筋肉なんです。 これらの筋肉が協力して行っているのが、「しゃがむ」「立ち上がる」「歩く」「走る」「階段をのぼる」といった、下半身の大きな動きのほとんど。 1〜2歳の子どもって、本当に目が離せませんよね。 大腿四頭筋に疲れがたまってくると、「なんとなく足が重い…」「立ち上がるときにどこかにつかまりたい…」「ひざの上やまわりに違和感がある…」そんな変化がじわじわ出てくることも。 「今日はよく動いたなあ」「今日はちょっとしゃがむ回数が多かったかも」と感じた日は、ほんの少し脚のケアをしてあげるのがおすすめです。 毎日の小さな積み重ねが、体の軽さや調子のよさにつながっていきますよ。 育児は本当に体力勝負。 でも、少し意識して自分の体もいたわってあげることで、「がんばりすぎない育児」に近づけるかもしれませんね。 |
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第3位 大殿筋(だいでんきん) ≪負担度:★★★★≫ 子育て(1〜2歳児)での主な負担:「しゃがむ・持ち上げる・立ち上がる、全部お尻ががんばってる!」 第3位にランクインしたのは、言わずと知れたお尻の代表筋肉、大殿筋(だいでんきん)です! その主な働きは、股関節を伸ばす動きと骨盤の安定化。つまり、立ち上がる、歩く、階段を上る、走る…といった、下半身を動かすための基本動作に深く関わっています。 さて、1〜2歳のお子さんとの生活ではどうでしょう? そんな時、親としては素早くしゃがんで手を伸ばしたり、サッと抱き上げたり、何度も立ったり座ったりのくり返しになりますよね。 しかも1〜2歳になると、赤ちゃんの頃よりも体重が増えている分、一回の“だっこ”にかかる負荷も大きくなってきています。 これが続くと、お尻まわりがズーンと重く感じたり、腰や太もも裏にかけてだるさが出てくることも。 最近、「立ち上がるときに“よいしょ”って言っちゃうなぁ…」「お尻の奥がなんかだるい…」なんて感覚がある方、それは大殿筋からの“おつかれサイン”かもしれません。 動きが多くて、先が読めない1〜2歳児との毎日。 |
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第4位 僧帽筋(そうぼうきん) ≪負担度:★★★★≫ 子育て(1〜2歳児)での主な負担:「毎日の“だっこ“の累積!?」 第4位にランクインしたのは、肩こりの代表選手、僧帽筋(そうぼうきん)! 0歳児の頃は「長時間の抱っこ」が中心でしたが、1〜2歳になると少し状況が変わってきます。 「抱っこ〜!」と突然せがまれる。 こういったとっさの抱き上げや、片手で持ち上げる動作で、僧帽筋にはギュッと強い力が加わります。 また、子どもと手をつないで歩くとき、ちょうど中腰になるくらいの中途半端な高さで腕をキープすること、多くないですか? さらに僧帽筋は、ストレスや疲れがたまってくると、知らず知らずのうちに緊張しやすい筋肉でもあります。 「最近、肩こりがひどくなった気がする」「頭が重くてぼーっとする」なんて感じているなら、それは僧帽筋からのサインかもしれません。 育児はどうしても「がんばらなきゃ!」の連続。無意識のうちに肩や首まわりに力が入り続けていることも少なくありません。 僧帽筋は、子どもを支えるたびに、毎日すごくがんばってくれている筋肉。 |
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第5位 板状筋(ばんじょうきん) ≪負担度:★★★★≫ 子育て(1〜2歳児)での主な負担:「動き回る子を目で追うだけで、首がパンパンに!」 第5位にランクインしたのは、首の後ろ側にある「板状筋(ばんじょうきん)」です! 板状筋は、「頭板状筋(とうばんじょうきん)」と「頸板状筋(けいばんじょうきん)」の2つからなる筋肉で、首のうしろから背中の上のほうにかけて付いています。 この筋肉の役割は、ボーリングの玉と同じくらいの重さ(約5kg)もある頭部を支えながら、首を反らせたり、傾けたり、回したりすること。 1〜2歳の子どもって、ほんとうに元気いっぱい。 しかも、姿勢はいつも安定しているとは限りませんよね。 たとえば、「背後から子どもの声がしてパッと振り向く」「棚からおむつを取るために上を向く」…そんな何気ない動作でも、板状筋はしっかり働いています。 そんな日々が積み重なると、「首の後ろがつっぱる」「首がしんどい」「上を向くと痛い」といった不調につながりやすくなります。 首って、普段あまり意識されにくい場所ですが、じつは毎日フル稼働しているんです。 だからこそ、たまには深呼吸して首まわりの力をふっと抜いてあげてくださいね。 |
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🔍「子育て(1~2歳児)」編の筋肉ランキングTOP5、ここまで読破されたあなたに拍手! さて、ここからは“知る人ぞ知る”筋肉たちの舞台へ。 「もっと深く知りたい」「隠れた筋肉の努力を感じたい」そんなあなたにぴったりのコーナーです。 「いやいや、もう十分!」という方は、下のリンクからメニューに戻れますのでご安心を。 それでは、筋肉の深層へ、いざ出発! |
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第6位 上腕二頭筋(じょうわんにとうきん) ≪負担度:★★★★≫ 子育て(1〜2歳児)での主な負担:「支える・持ち上げる…腕がずっとフル稼働!」 第6位は、力こぶでおなじみの筋肉、上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)です! ひじを曲げる動作や、手のひらを上に返す(回外)動きで活躍してくれる、“持ち上げ動作の主役”ともいえる存在です。 「手つなご〜」「こっち来て〜」と甘えてきたかと思えば、公園では思いきり走り出す。 そう、上腕二頭筋は、気づかないうちに毎日フル稼働している筋肉なんです。 1〜2歳児は、自分で歩けるようになってきたとはいえ、まだまだ動きは不安定。 子どもを守るために、反射的に動いてくれる上腕二頭筋。 「最近なんだか腕がだるいな…」「ひじのあたりがジンジンする…」 そのがんばりに、ほんの少しでも気づいてあげてください。 |
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第7位 三角筋(さんかくきん) ≪負担度:★★★≫ 子育て(1〜2歳児)での主な負担:「抱っこするたびに、コツコツとがんばってます」 第7位は、肩まわりの動きに欠かせない筋肉、三角筋(さんかくきん)です! 三角筋は、肩の関節を包むように広がっていて、前部・中部・後部という3つのパートに分かれています。 1〜2歳児の育児では、「腕を上げる」動きって、想像以上に多いんです。 さらに、子どもに服を着せるとき、食事を手伝うとき、抱っこをせがまれてひょいっと持ち上げるとき…。 しかもこの時期、子どもの体重もどんどん増えていくので、一回の抱っこがだんだん重労働になってくるんですよね。 三角筋が疲れてくると、肩のだるさや重さを感じたり、腕を上げにくくなったり、服の脱ぎ着がつらくなったりすることもあります。 また、三角筋は「肩関節の安定」にも大きく関わっている筋肉です。 だからこそ、ちょっとでも「肩がつらいな…」と感じたら、それは三角筋からの小さなSOSかもしれません。 少しの時間でも、腕を下ろして肩の力をふっと抜いてあげてください。 |
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第8位 前腕屈筋群(ぜんわんくっきんぐん) ≪負担度:★★★≫ 子育て(1〜2歳児)での主な負担:「固定姿勢が続き、前腕にじわりと負担」 第8位は、前腕屈筋群(ぜんわんくっきんぐん)です! 代表的なもとして、橈側手根屈筋(とうそくしゅこんくっきん)、長母指屈筋(ちょうぼしくっきん)、浅指屈筋(せんしくっきん)、深指屈筋(しんしくっきん)長掌筋(ちょうしょうきん)尺側手根屈筋(しゃくそくしゅこんくっきん)など、前腕屈筋群に属します。 この前腕屈筋群、0歳児のときには第2位にランクインするほど大活躍していた筋肉。 たとえば、「子どもにごはんを食べさせる」「おむつを替える」「靴を履かせる」など。 そしてこうした“地味な使い方”こそ、あとからじわじわ効いてくるタイプの負担なんです。 ときどき、手をグーパーしたり、手首をくるくる回したりして、軽くリセットしてあげるだけでも違います。 |
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第9位 下腿三頭筋(かたいさんとうきん) ≪負担度:★★★≫ 子育て(1〜2歳児)での主な負担:「動き回る子に合わせて、親も動き回る」 第9位は、ふくらはぎにあるパワフルな筋肉、下腿三頭筋(かたいさんとうきん)です! 歩く、立つ、階段を上る、つま先立ちになる…そんな足首の動きに関わっていて、ふくらはぎのパワーを生み出してくれている大事な筋肉なんです。 1〜2歳の子って、自分で歩けるようになってくるとはいえ、まだまだフラフラしてて急にしゃがんだり、よろけたり、まっすぐ進んでくれなかったり…。 たとえば、「抱っこしながら階段をのぼる」「しゃがんだ状態から立ち上がる」「手をつないでゆっくり歩く」そんな何気ない動きのなかで、体がグラグラしないように支えたり、前に進む力を生み出したりしてくれているんです。 もちろん、ジャンプやダッシュみたいな瞬発系の動きは、3〜5歳くらいの子どもに比べたら少なめ。 「夕方になると足がだるい」「ふくらはぎがパンパンになってる」「寝てるときに足がつりそう…」 ふくらはぎって普段あまり意識しない場所だけど、立つ・歩くといった動きのたびにがんばってくれてる場所。 |
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第10位 肩甲挙筋(けんこうきょきん) ≪負担度:★★≫ 子育て(1〜2歳児)での主な負担:「気づけば肩に力が入りっぱなし…」 第10位にランクインしたのは、首と肩甲骨をつないでいる筋肉、肩甲挙筋(けんこうきょきん)です。 肩甲挙筋は、首の骨(頸椎)から肩甲骨の内側上部に向かって斜めに走っている細長い筋肉で、主な働きは肩甲骨を引き上げること。つまり、いわゆる「肩をすくめる」動きや、「首を傾ける」「横を向く」といった動作にも関わってきます。 1〜2歳の育児中って、無意識のうちに肩に力が入りやすい動作がとにかく多いんです。 また、「おむつ替えや食事の介助でずっと首を下に向けている」「ベビーカーを押しながら前方を気にして首を少し傾けている」…こうした“静かに長く首を使う”動きも、じわじわ肩甲挙筋に負担をかけていきます。 この筋肉が疲れてくると、 しかもこの筋肉、ストレスや緊張の影響も受けやすいと言われています。 まずは、肩にぐっと力を入れながら、息を大きく吸い込みます。 |
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🏅ここまで読み切った皆さまは、もう立派な「筋肉勇者」! 知識と共に筋肉愛も深まりましたね。 明日からは、ちょっとした動きにも冒険心とセルフケアを添えて。 引き続き、安全第一でお過ごしください! |
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