テニス肘について
「テニス肘」って、聞いたことありますか?
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「テニス肘とは」 テニスプレイヤーがラケットを振るときに痛めやすいことから、「テニス肘」という通称で呼ばれるようになりました。 医学的には「上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)」といいます。 ※実際にはテニスをしていない方でも、手首などの使いすぎで「テニス肘」になってしまう場合があります。 |
かんたんチェック方法
テニス肘かどうかをチェックしてみましょう。 右肘に不調を感じる方を例にして、チェック方法をご紹介します。 ※痛みが出たら、無理をせずに中止してください。 |
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1. 右肘を90度に曲げて、手のひらを下に向けましょう。
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2. 左手で、右手首の甲側をしっかり押さえて右手首が動かないように固定します。
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3. 左手で右手首を固定したまま、右手の力で右手首を甲側へ反らせるように力を入れましょう。 ※固定されているため実際には、右手首は動きません。
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4. このとき、右肘の外側(赤い部分)に「痛み」や「違和感」が出た場合、右肘のテニス肘の可能性があります。
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テニス肘の症状と原因
【症状】≪初期症状≫
痛みや違和感を伴ったとしても軽度で、日常生活に支障をきたすことは少ないです。
≪悪化すると・・・≫
痛みや不快感が強く、日常生活に支障をきたすことが多くなります。
【原因】
テニス肘の主な原因は、「手首の使いすぎ(オーバーユース)」です。スポーツをしていない方でも、日常動作の積み重ねでテニス肘になってしまう場合があります。
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関連する筋肉
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テニス肘には、次のような筋肉が直接的、間接的に関係していることが多いです。 ・長橈側手根伸筋(ちょうとうそくしゅこんしんきん) ・短橈側手根伸筋(たんとうそくしゅこんしんきん) ・総指伸筋(そうししんきん) ・尺側手根伸筋(しゃくそくしゅこんしんきん) 上記は、手首や指を伸ばしたり動かしたりする際に使われる筋肉です。手首をくり返し使う動作が続くと、これらの筋肉に負担がかかります。 |
自分でできる!セルフケア
ご自宅でも取り組める、かんたんなセルフケアをご紹介します。
【①安静】テニス肘の原因の多くは「手首の使いすぎ」。 痛みを感じる場合は、手首を使わずに休ませることが最優先です。
【②アイシング】肘の外側を冷やして炎症を抑えましょう。
【③ストレッチ】痛みが出ない程度で、軽めにストレッチを行いましょう。
【痛みが続くときは、専門家に相談を!】自分でケアをすることはとても大切です。ですが、「なかなか良くならない...」「痛みが強くなってきた...」という場合は我慢せずに、お近くの整形外科、整骨院にご相談ください。 |
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- 八王子・みどり堂整骨院
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